2008年11月25日
第1回 伊万里わーやく歴史探検隊(2)
第1回 伊万里わーやく歴史探検隊(1)「出発の様子」はコチラ
爽やかな秋晴れのもと、60名の参加者は2班に分かれ、伊万里の街へと繰り出しました。
散策コースは次の通りです。
A班
1.前田家住宅(滞在時間:約40分)
↓
2.伊万里神社(滞在時間:約30分)
↓
3.円通寺(滞在時間:約15分)
↓
4.伊万里陶器商資料館「丸駒屋」(滞在時間:約45分)
B班
1.伊万里陶器商資料館「丸駒屋」(滞在時間:約45分)
↓
2.円通寺(滞在時間:約15分)
↓
3.伊万里神社(滞在時間:約30分)
↓
4.前田家住宅(滞在時間:約40分)
B班ご一行が最初に向かったのは「伊万里陶器商資料館」、通称「丸駒屋」です。
伊万里陶器商資料館は、伊万里駅から北へ約300m、駅前商店街を歩いて佐賀銀行伊万里支店の角を左に曲がります。

駅前商店街の入り口に立っている美人像も、たくさんの伊万里っ子の訪問にニッコリ嬉しそうです。
ここ駅前商店街は、かつてはたくさんの買い物客で賑わい、行商のおばちゃんたちも大勢いました。
是非私たちの手で、かつての賑わいを取り戻したいものです。

こちらが伊万里陶器商資料館「丸駒屋」です。
江戸時代の文政8年(1825年)頃に建てられた妻入2階建ての陶器商家です。
当時の伊万里町には多くの陶器商があり、焼物商人たちが全国から仕入に来ていました。
そして、買い付けに来た商人たちは、注文した焼物が焼きあがるまで伊万里商人の家に滞在したのです。

中に入ってみると・・・
なんと!丸駒屋のおかみさんではないですか!
江戸時代にタイムスリップしたようで、子供達もびっくりです。

そこにやってきたのが、担い人(焼物を有田から担いで運んでくる人)の源さん。
今回のイベントの目玉、歴史寸劇の始まりです!
昔懐かしい「佐賀にわか」の筑紫美主子さんを髣髴とさせるコミカルな劇を演じてくださったのは、有田町の劇団「美・田ん中(みたんなか)」の皆さんです。

次にやってきたのは、紀州(今の和歌山県)から焼物を買い付けに来た紀州商人さんです。
ナレーターさんが手に持っている「徒然」の文字は、方言の「とぜんなか(たいくつだの意)」が「徒然」という古い日本語に由来しているという説明です。

さて、焼物が出来上がるまで、紀州商人さんは商家の2階に滞在し、様々なもてなしを受けます。
長期間おもてなしをするために、当時の伊万里商人は国学、漢学、書画、和歌、俳諧などの文化的な知識をたしなみ、また商家の子女達は、琴、三味線、舞踊などを披露したそうです。
この「もてなしの心」を、伊万里の良き伝統にしたいものですね。

そして、伊万里に伝わる「いまりまだら」という祝い歌も披露されました。
初めて聴く不思議な歌ですが、子供達もいっしょに歌いました。

最後に、皆で記念写真です。
伊万里の商人さんたちがイキイキと活躍していた様子を少しでも感じ取ってくれたら幸いです。

丸駒屋を出て本町アーケード商店街に向かう途中、佐賀銀行伊万里支店の壁に設置してある「幸せを呼ぶからくり時計『万里音(まりおん)』」が、ちょうど動き出しそうなので見ていくことにしました。
ちなみに、この佐賀銀行伊万里支店は、旧・伊万里銀行跡です。
明治初期、街の経済発展を願い、伊万里の商人さんたちが財産を出し合って設立した民間の銀行です。
現在の佐賀銀行も、歴史を遡るとこの伊万里銀行にたどり着くと言われています。

いよいよからくり時計が動き出しました。
おや!
先ほど見てきた伊万里商人さんが、焼物を船に積んでいますね。
伊万里津から船に載せられた焼物は、長崎の出島に運ばれ、そこからヨーロッパへ輸出されていました。
昔の伊万里商人さんたちは、世界を相手に商売していたのです。
テレビも電話も、ましてやインターネットも無い時代にです。
さあ!
伊万里商人の末裔達よ!
今や伊万里と世界は24時間リアルタイムで繋がっています!
このチャンスを活かして何をしますか!?
江戸時代の商人さんたちに負けるな!
<つづく>
爽やかな秋晴れのもと、60名の参加者は2班に分かれ、伊万里の街へと繰り出しました。
散策コースは次の通りです。
A班
1.前田家住宅(滞在時間:約40分)
↓
2.伊万里神社(滞在時間:約30分)
↓
3.円通寺(滞在時間:約15分)
↓
4.伊万里陶器商資料館「丸駒屋」(滞在時間:約45分)
B班
1.伊万里陶器商資料館「丸駒屋」(滞在時間:約45分)
↓
2.円通寺(滞在時間:約15分)
↓
3.伊万里神社(滞在時間:約30分)
↓
4.前田家住宅(滞在時間:約40分)
B班ご一行が最初に向かったのは「伊万里陶器商資料館」、通称「丸駒屋」です。
伊万里陶器商資料館は、伊万里駅から北へ約300m、駅前商店街を歩いて佐賀銀行伊万里支店の角を左に曲がります。
駅前商店街の入り口に立っている美人像も、たくさんの伊万里っ子の訪問にニッコリ嬉しそうです。
ここ駅前商店街は、かつてはたくさんの買い物客で賑わい、行商のおばちゃんたちも大勢いました。
是非私たちの手で、かつての賑わいを取り戻したいものです。
こちらが伊万里陶器商資料館「丸駒屋」です。
江戸時代の文政8年(1825年)頃に建てられた妻入2階建ての陶器商家です。
当時の伊万里町には多くの陶器商があり、焼物商人たちが全国から仕入に来ていました。
そして、買い付けに来た商人たちは、注文した焼物が焼きあがるまで伊万里商人の家に滞在したのです。
中に入ってみると・・・
なんと!丸駒屋のおかみさんではないですか!
江戸時代にタイムスリップしたようで、子供達もびっくりです。
そこにやってきたのが、担い人(焼物を有田から担いで運んでくる人)の源さん。
今回のイベントの目玉、歴史寸劇の始まりです!
昔懐かしい「佐賀にわか」の筑紫美主子さんを髣髴とさせるコミカルな劇を演じてくださったのは、有田町の劇団「美・田ん中(みたんなか)」の皆さんです。
次にやってきたのは、紀州(今の和歌山県)から焼物を買い付けに来た紀州商人さんです。
ナレーターさんが手に持っている「徒然」の文字は、方言の「とぜんなか(たいくつだの意)」が「徒然」という古い日本語に由来しているという説明です。
さて、焼物が出来上がるまで、紀州商人さんは商家の2階に滞在し、様々なもてなしを受けます。
長期間おもてなしをするために、当時の伊万里商人は国学、漢学、書画、和歌、俳諧などの文化的な知識をたしなみ、また商家の子女達は、琴、三味線、舞踊などを披露したそうです。
この「もてなしの心」を、伊万里の良き伝統にしたいものですね。
そして、伊万里に伝わる「いまりまだら」という祝い歌も披露されました。
初めて聴く不思議な歌ですが、子供達もいっしょに歌いました。
最後に、皆で記念写真です。
伊万里の商人さんたちがイキイキと活躍していた様子を少しでも感じ取ってくれたら幸いです。
丸駒屋を出て本町アーケード商店街に向かう途中、佐賀銀行伊万里支店の壁に設置してある「幸せを呼ぶからくり時計『万里音(まりおん)』」が、ちょうど動き出しそうなので見ていくことにしました。
ちなみに、この佐賀銀行伊万里支店は、旧・伊万里銀行跡です。
明治初期、街の経済発展を願い、伊万里の商人さんたちが財産を出し合って設立した民間の銀行です。
現在の佐賀銀行も、歴史を遡るとこの伊万里銀行にたどり着くと言われています。
いよいよからくり時計が動き出しました。
おや!
先ほど見てきた伊万里商人さんが、焼物を船に積んでいますね。
伊万里津から船に載せられた焼物は、長崎の出島に運ばれ、そこからヨーロッパへ輸出されていました。
昔の伊万里商人さんたちは、世界を相手に商売していたのです。
テレビも電話も、ましてやインターネットも無い時代にです。
さあ!
伊万里商人の末裔達よ!
今や伊万里と世界は24時間リアルタイムで繋がっています!
このチャンスを活かして何をしますか!?
江戸時代の商人さんたちに負けるな!
<つづく>
Posted by まちづくり伊萬里 at 23:00
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